オリオン形而上学研究所

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白銀比・黄金比の幾何学

森の物知り博士”フクロウ” のイラスト

フクロウは“森の物知り博士”あるいは“森の哲学者”として私たちに親しまれています。このイラストは、下記のような種々の幾何学図形に基づいて描かれました。

  • 顔 —- 白銀螺旋
  • 目 —- 白銀螺旋・白銀菱形
  • 眉毛 —- 白銀菱形
  • 鼻 —- 白銀菱形
  • 胴 —- 黄金楕円
  • 胴に描かれた波形模様 —- 白銀菱形の上半分あるいは下半分
  • 羽根 —- 楕円の弧
  • 足の付け根 —- 楕円の弧
  • 足指 — 星形五角形(フクロウの足指は4本)
  • 太い木の枝 — 楕円の弧
  • 細い木の枝 —- 直線

白銀菱形とは、二つの対角線の長さの比が白銀比 (1 : √2 )である菱形のことです。その内角は、鈍角:109° 28’16″、 鋭角: 71°31’44″です。特に109° 28’16″は、自然界において頻繁に見いだされる角度であり、マラルデイの角度とも呼ばれています。18世紀に活躍したイタリア生まれの天文学者ジャコモ・フィリッポ・マラルデイが密蜂の巣の底面で発見した角度である、というのがその理由です。六角柱が集まった形をしている蜜蜂の巣の底面は、白銀菱形3枚から構成されているのです。また、この角度109° 28’16″は、正四面体角とも呼ばれています。

白銀螺旋は対数螺旋の一種です。白銀菱形や白銀長方形に基づいて極座標を使って描かれます。極座標とは、原点からの距離 rと角度 θ  で平面上の点の位置を表したものです。白銀菱形に基づく螺旋の場合 θ  が π=180°  進むごとに、 θ の値が2倍(白銀二乗比倍)になります。

黄金楕円は、楕円の短径と長径の長さの比が黄金比 (1 : (1+√5)/2)である楕円のことです。

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