2010年6月末に,「黄金菱形と白銀二乗菱形の組み合わせで平面充填が可能になる」ということが新たに見出された.この事実は,「黄金比と白銀二乗比の間には密接な関係がある」ということを示している.三次元における黄金比・白銀比間の相互補完性はすでに2009年に発見されているが,この点を考慮すると,この新たなタイル貼りは、「二次元においては黄金比・白銀二乗比間に相互補完性が存在する」ということを示しているように思われる.
すでに知られているように、2辺の長さの比が黄金比である黄金長方形から対数螺旋が生まれる.対数螺旋はまた,2辺の長さの比が白銀比である白銀長方形からも生まれる.これら既知の事実は.黄金比・黄金二乗比や白銀比・白銀二乗比に基づく対数螺旋が他にも存在する可能性を示唆している.この論文は,これらの可能性について研究した結果をまとめたものである.
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