フクロウは“森の物知り博士”あるいは“森の哲学者”として私たちに親しまれています。このイラストは、下記のような種々の幾何学図形に基づいて描かれました。
白銀菱形とは、二つの対角線の長さの比が白銀比 (1 : √2 )である菱形のことです。その内角は、鈍角:109° 28’16″、 鋭角: 71°31’44″です。特に109° 28’16″は、自然界において頻繁に見いだされる角度であり、マラルデイの角度とも呼ばれています。18世紀に活躍したイタリア生まれの天文学者ジャコモ・フィリッポ・マラルデイが密蜂の巣の底面で発見した角度である、というのがその理由です。六角柱が集まった形をしている蜜蜂の巣の底面は、白銀菱形3枚から構成されているのです。また、この角度109° 28’16″は、正四面体角とも呼ばれています。
白銀螺旋は対数螺旋の一種です。白銀菱形や白銀長方形に基づいて極座標を使って描かれます。極座標とは、原点からの距離 rと角度 θ で平面上の点の位置を表したものです。白銀菱形に基づく螺旋の場合 θ が π=180° 進むごとに、 θ の値が2倍(白銀二乗比倍)になります。
黄金楕円は、楕円の短径と長径の長さの比が黄金比 (1 : (1+√5)/2)である楕円のことです。
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