オリオン形而上学研究所

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ピーター・ムーン氏から提供される最先端情報

ピーター・ムーン氏の著作《その2》

スワスチカ(かぎ十字章)

ピーター・ムーン氏の最新の著作『白いコウモリ:執筆の錬金術(The White Bat: The Alchemy of Writing)』については、今年3月1日にアップロードされた記事において詳しく説明されていますが、あらためてその要点をお話しておきます。この本は、根本的原型の重要性により深くかかわっています。この本の中で論議されているように、ルーマニアにおいて起きたことの大部分は、自然との闘いだけに関係しているわけではありません。それは、古代から受け継がれてきていて、「我々が一体何者でありどこからやってきたのか」という根源的な問いに基づく、私たち自身の人間としての遺産・伝統にも関わっているのです。

『羊皮紙に書かれた秘密文書(The Secret Parchment): チベットの5つの霊的進化の手法(Five Tibetan Initiation Techniques)』において論議された事項の一つは、「ルーマニア語が最初のインド・ヨーロッパ語と基本的に直結している」という事実と、他の言語にはみられないような関係があるのです。『白いコウモリ:執筆の錬金術』もまた、「今日ルーマニア語として知られている言語は、フランスのソルボンヌ大学で教え込まれたルーマニアのフリーメーソンにより、彼らが引き起こしたクリミア戦争の終結後に変更されたものである」、という事実を明らかにしています。

初期のダキア語として知られている原初の言葉はキリル文字をつかっていました。おそらくは、カール・マルクスを育てたルーマニアのイエズス会修道士と同じ人々の後見・監督・指導により、これらのルーマニア人がキリル文字をラテン語の文字に変更し、ルーマニア語がラテン語から派生したという作り話を創作したのです。また、知識階級の精鋭集団と考えられるこれらのルーマニア人たちは、プロトクロニズムと呼ばれる言葉を創り出しました。この言葉は「我々が最初に来た」を意味します。数多くの人々が「ルーマニアがかつてハイパーボレアやアガルタであった」という考古学的主張をしていますが、プロトクロニズム は、これらの人々の精根を尽き果てさせるために創作されたのです。[注:前者はギリシャ神話に出てくる古代の北方浄土。後者はスリランカの地底にあると言われた高度な文明を持つ社会、伝説上の理想郷あるいは異世界の名称であり、地球(世界)の中心にある(またはそこから行き来できる)という理想世界またはその都市の名称でもある]

ムーン氏はすでに8回ルーマニアを訪れました。最終的な分析に基づくと、これらの旅は全て自然への回帰だったのです。特にトランシルバニアには数十万年の歴史があり、よく知られた同じDNAが土地を動かしてきました。また、トランシルバニアの人々の背後にはソロモナリと呼ばれる存在がありました。これはルーマニアの神話に登場する魔法使いであり、ギリシャ神話の神々と同一視されています。彼らの目的は人間に秘伝や奥義を伝え、自然や自然の状態に復帰させることでした。ルーマニアへの旅の後、『白いコウモリ:執筆の錬金術』の読者は、誰しもが期待するであろうことは一体何なのかについての適切な判断をすることができる、とムーン氏は確信したのです。

すでに進行中のムーン氏の次のプロジェクトは『時間』という主題に関わっています。おそらくその本のタイトルは『スターダスト:時間へのイニシエーション』になるものと思います。この本は、デイヴィッド・アンダーソン博士の仕事(タイムトラベルに関する研究)に起因する検閲問題を取り除くための触媒として働くことを意図しています。

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