ラドウー・シナマーによるトランシルバニア・シリーズの3番目『エジプトの謎:第一のトンネル』は、今年(2012年)4月に出版されたばかりの最新作です。最初および2番目の著作と同様、ピーター・ムーンが前置き、全体の編集、そして結びを担当しています。今日はこの本のあらすじをご紹介します。
従来科学者たちは、自分たちを高度に進化した存在であると考え、彼ら以前の文明は原始的であるとみなしています。しかし、その逆が事実であることを示す新たな証拠が、地球全体にわたって見出されています。ルーマニアのブセギ山脈およびエジプトのギザ平原の地下で、超古代に建造された部屋が発見されましたが、まさにこれらの考古学的遺物は、これが真実であることを実証しています。そこで見出された超古代のテクノロジーは現代の技術をはるかに凌駕しているからです。
真の科学は、もちろんのこと、疑う余地のないことを否定してそれから目をそらしてはなりません。しかし、その一方、科学者たちが検閲 と秘密主義に囲まれた状況において生きねばならない、という事実をも甘んじて受け入れねばならないのです。ラドウー・シナマーは、この本の中で、この秘密主義の障壁に関して説明しています。エジプト・ギザ平原の地下に存在する超古代の遺物を探索するために、ルーマニア軍・アメリカ軍の合同チームが編成されましたが、ラドウーは、この前代未聞の探検に参加したのです。この考古学的遺物は地球文明の新たなパラダイム(理論的枠組み)を構築するものです。
一方、表面に出ませんが、ラドウーは、ピーター・ムーンが謎めいた 錬金術師エリノーと会うお膳立てを調えます。すでに『トランシルバニアの月の出(Transylvanian Moonrise)』のあらすじにおいて述べられたように、この錬金術師の祖先は、『大いなる業』の秘密の伝承を追及することにより、数百歳の長命を保ちました。それにより人間は、三次元物質世界を超える進化を遂げるまで、いつまでも寿命を延ばすことが可能になるのです。
コメントを残す