オリオン形而上学研究所

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ゴードン・マイケル・スキャリオン氏から提供される最先端情報

中東における危機

中東地域

今日は11月20日、今年も残すところ1ヶ月余りとなりました。ご承知のように、中東における危機的状況はますます混迷の度を深めています。ゴードン・マイケル・スキャリオン氏は、20年ほど前に、この地域を飲み込む大規模な宗教戦争について予言しましたが、最近の中東における混乱に鑑みて、沢山の人々があらためて彼に質問を投げかけています。これらの質問に答えるため、スキャリオン氏は、高次の世界において、形而上学的視点からこの問題を探求しました。今日はその情報をご提供します。

スキャリオン氏とシンシア・ケイエス氏による質疑応答

ケイエス氏:1993年にまで遡りますが、あなたは、「もしもある時期までにパレスチナの問題が解決されないなら、世界は中東における大規模な宗教戦争へと向かうことになる」と予言しました。あれから20年が過ぎた今の時点で、再度この問題を考察してくださいますか?

スキャリオン氏

パレスチナ問題解決のための『あの期間』はすでに過ぎ去っており、中東地域を取り巻く危機、および、それを利用しようとしている者たちの勢力は、日毎に増大している。近い将来、オスマン帝国や十字軍聖戦のような過去の時代からの帰還者(転生者)が、数の上でも影響力においても大きくなるので、この危機的状況は悪化するであろう。危機が拡大するにつれて、多くの国々が勢力均衡の実現を強く望むであろう。ある程度の改善や、補償としての領土の割譲がなされるであろうが、それは過激派武装勢力をつけあがらせるだけであり、その結果、中東のみならずその周りの国々をも支配しようとする勢力が、さらに力を増することになる。それはアフリカであり、また、第二次世界大戦が大混乱を引き起こした欧州地域にまで北上する。これは世界規模の戦争である。

ケイエス氏:米国やロシアのような大国がこの戦争に引き込まれる可能性がありますか?この面に関してはどんなことが起きるでしょうか?

スキャリオン氏:それは、第二次世界大戦や、ある面においては朝鮮戦争に類似している。過激派宗教勢力は、調和と均衡に基づく高次のレベルを希求する国々を、彼らによる宗教支配の障害とみなすであろう。それゆえ彼らは、暗殺者と呼ばれる者たちを、彼らに敵対すると思われるどんな国にも差し向ける。紛争がこのように激化する最初の兆候は、イラクが3つの国に分裂するときに見られるであろう。これは比較的近い将来、おそらく2年以内に起きる。これが始まるとき、紛争拡大の枠組みが動き出すであろう。それゆえ、これを主たる兆しとみなしても良い。我々が予見しているのは、第二次世界大戦のような戦争ではなく、個人の集団からの攻撃に基づく戦争である。これは、2001年9月11日に米国で起きた航空機によるテロ攻撃と比べても、そんなには変わらない。彼らの要求に従わないさまざまな国々で、このようなタイプの襲撃がなされるであろう。

ケイエス氏:あなたが『彼ら』と言う時、それは『イスラム国(ISIS)』と自称しているイスラム過激主義者のことを言っているのでしょうか?

スキャリオン氏:それはこの集団の一面に過ぎない。これは『さまざまの国々や地域からの集団による同盟』とみなすべきである。それはカルマに基づく報復であり、すでに述べられたように、過去の時代に起因している。

ケイエス氏:あなたは、11~13世紀に起きた十字軍聖戦のことを言っているのでしょうか?あの時、ヨーロッパのキリスト教徒たちは、イスラム教のペルシャや中東に対して、宗教的に認可された戦争を仕掛けました。

スキャリオン氏:十字軍聖戦はその一部である。それ以外にも、数千年の時を遡るカルマ的要因があり、それらが全体として戻ってくる。

ケイエス氏:それはどのように展開するのでしょうか?

スキャリオン氏:今の段階では、調停・和解の努力が一層大きな困難を引き起こす。もしも彼らの勢力を弱める措置が取られないならば、彼らの力はさらに大きくなる。和平工作は彼らの決意の火に油を注ぐようなものであり、結果的にそれをさらに強めるだけである。

ケイエス氏:つまり、彼らに譲歩し領土の占拠を許すようなことは最悪の措置になるわけですね?

スキャリオン氏:その通り。

ケイエス氏:スピリチュアルな次元で、私たちにできることが何かありますか?

スキャリオン氏:ここで理解しなければならないことは「カルマの輪が回っている」ということであり、また「過去何度も機会があったが、その時に学ばれることのなかった教訓が今日の時代に引き続き巡ってきていて、今それを学ばねばならない」ということである。というのは、今日この時代にその条件が熟しているからである。「その手掛かりが『大師たち(Masters)』の帰還にある」というのが、より長期的でより有益に結果するような答えであろう。大師たちがあの地域(中東)に帰ってきて、徐々に漸進的な変化をもたらす。我々が見るところ、大師は1人ではなく3人である。3人の大師が帰還して最終的に均衡をもたらすことになるが、それが実現するのは地球の大変動の後であろう。

ケイエス氏:米国はどのような役割を果たしていくでしょうか?

スキャリオン氏:米国はすでにその役割を果たし始めており、それは今後拡大するであろう。

ケイエス氏:現時点では顧問のような役割であると思います。それが今後より重要な役割になっていくのでしょうか?

スキャリオン氏: その通り。イスラム武装勢力をあの地域から排除するために、他の国々と力を合わせるであろう。しかし「カルマの輪が回っており、それが、信念体系を別のものに変える機会をもたらす」ということに留意しなさい。それは、第二次世界大戦の時と比べてもそんなに違いはない。あの時、汚れ腐った信念体系が多くの国民の死を引き起こしたが、同じことが今回も起きるであろう。

 

 

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